「今日の一言」リフォームや防犯などの注意点を九州弁で紹介
「今日の一言」を振り返る
ラジオ番組では、「バスター矢野の今日の一言」というコーナーがあります。リフォームや防犯などの注意点を九州弁でご紹介しているのですが、今回はまずこのコーナーで紹介された言葉をいくつかご紹介します。このコラムですでに取り上げた内容と重複しますが、復習だと思ってお付き合いください。
- 「いらん工具ば、直さんね!」
「必要ない工具類は片付けなさい」という意味です。防犯の心得としてご紹介しました。庭に剪定ばさみ、スコップ、鎌、ドライバーなどを放置していると、泥棒に使用される恐れがあります。 - 「雨ん漏るとも、ばさらかいろいろあったい!」
「雨が漏る原因は色々ありますよ」という意味です。雨漏りの原因は様々で、しかも一つではない場合があるので、特定が難しいこともあります。 - 「しかともなか家に住んどったら、ふうたんぬるなったい!」
「どうしようもない家に住んでいたら、手遅れになりますよ」という意味です。“住育”の話をしたこと、覚えていらっしゃいますでしょうか。引きこもる部屋があるからお子さんが引きこもるのだ、というお話をしましたね。理想は仕切りの少ない、昔の住居の形です。
梅雨が明けたら塗装のシーズン!
梅雨が明けると、塗装工事が増えてきます。外壁塗装はコストがかかるので、市民住まい向上委員会にもたくさんの相談が寄せられますが、外壁塗装のタイミングを間違えなければ、家の寿命を延ばすことができます。塗装は色だけでなく、家から雨水をシャットアウトするという重要な役割を担っています。
注意したいのは、「築何年経ったから」と考えないこと。使っている塗料によって耐用年数はバラバラです。3~5年しか持たない塗料もあれば、30年持つ塗料もあります。良い塗料を使えば、安心も手に入れることができます。
先日行ったセミナーの問い合わせで、80代の男性の方が「耳が遠いので資料を使って質問したい」とメールしてきたことがありました。何度かメールのやり取りをした後、「これは見に行ってみないとわからない」ということで、見て来ました。この男性の方はきちんと資料を作成されていて、3時間ぐらい話し込んでしまいました。市民住まい向上委員会では一つ一つのご相談にできるだけ丁寧に対応するように心がけています。
このコラムでも以前にご紹介しましたが、塗装の際は足場を組み立てるので、泥棒が侵入しやすくなります。工事中に泥棒に入られることが都内でもかなり増えているようです。戸締まりだけは忘れないようにしましょう。
「家の責任は家主の責任」と言います。耐震や細かい部分のチェックなど、トラブルから家を守るためには家主が動くことが必要です。斉藤リョーツさんも「意外に出てくるので驚いた」とおっしゃっていました。市民住まい向上委員会にはスペシャリストが揃っていますので、何かございましたらご相談ください。
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- [コラム著者]矢野克己
- 一般社団法人市民住まい向上委員会代表理事、「住まいのトラブルバスター」(ラジオ日本)パーソナリティ。主な経歴として建設業界30年、建物診断約7,000棟以上、施工実績約4,000棟、セミナー・相談会等の講演や研修等実績300回以上。
市民住まい向上委員会とは「防犯・防災・住宅性能の向上等を一般市民に対し普及、支援活動を行う」事を目的として活動する非営利団体で、安全で安心して暮らせるような住まいの実現を目指し、啓発活動やセミナー講演、イベントなどを行うだけでなく、相談会・メール相談・面談なども行っております。