外壁塗装の価格について
見積もりの見方をお話しする前に外壁塗装の価格の決まり方を知る必要があります。少しお時間をいただけませんでしょうか。皆さんは外壁塗装の価格がどう決まっているかご存知でしょうか?
外壁塗装は言ってみれば塗るだけです。人が塗っているのだから、そうです、人件費です。塗装職人の工賃がかかります。プロの塗装職人が手作業で塗っています。1日あたりいくらからの人件費がかりますね。
では塗装職人は何を塗っているのでしょうか? そうです、塗料です。つまり材料となる塗料の費用もかかります。最低限必要な価格は人件費と材料費といえます。
では実際に外壁塗装の価格は「人件費」と「材料費」の合計だけでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。施工店には塗装職人だけが在籍している訳ではありません。事務や経理を担当している方や施主の方の窓口となる営業の方もいます。また塗装現場を管理する現場監督のようなポジションの方もいます。さらにお客さんを獲得するためにチラシを作って巻いたりします。今の時代インターネットが主流になりつつあります。これら広告宣伝費も費用です。そして施工店は営利を目的した企業です。企業としては利益を出さないといけません。利益があるからこそ、毎月の給料の他にボーナスが支払われたりします。(まあ、今の時代ボーナスががない業界もありますが・・・)
下請け、孫請けと多重構造が多いとさらに費用が増えます
なお、上記費用は直接施工店に依頼をしたときのものです。塗装業界は下請け・孫請けが多い業界です。下請けであれば元請けに紹介料を支払います。孫請けならば元請けと下請けの両方です。まあ、悪い言い方をするとピンハネというものです。皆さんが名前のある会社に外壁塗装を依頼したからといって、必ずしも自社で直接施工をするとは限りません。実際に施工工事を行うのは誰か、ということを意識しておかないとこの価格について見誤ってしまいます。
ここまで理解して初めて見積もりの見方を把握できます。じゃあ見積もりについてお話しいたします。