「DIYでできることなんて…」というのはもう古い！？

細かな用途別に進化した洗浄剤・塗料を使おう！

前回はお子さんとできるリフォーム・DIYとして、遮熱塗料や親水性を持つ抗菌塗料「GRAREVO（グラレボ）」をご紹介しました。遮熱塗料、親水性塗料のそれぞれについて効果が簡単にわかる実験などもご紹介したので、興味が湧いたのではないでしょうか。他にも手軽に扱えてホームセンターでも手に入る様々な塗料などがありますので、ご紹介いたします。

最近ではウッドデッキなどを洗うための洗浄剤も発売されています。ベランダにも使えます。
和室では壁がポロポロ落ちることがありますが、「壁押さえ」のスプレーも販売されています。透明（クリアー）になっており、壁に吹きかけると壁の表面を固めてくれます。

壁をクロスの上から塗装できる塗料も売られています。タバコを吸われる方のお宅では、壁を綺麗に仕上げてもヤニが浮かんできます。こういった現象を防ぐ「ヤニ・アク止めシーラー」がホームセンターで買えます。

お風呂場にはカビが生えることがあります。これを手軽に防げる塗料も販売されています。古い家では腰高まではタイル、上はモルタルというお風呂がありますね。こういったお風呂の天井、壁に塗ると効果的です。外壁用の塗料をお風呂場に塗ってしまうと、防カビ剤などが配合されているので、気分が悪くなったりします。空気中に舞う揮発成分が原因なのですが、この専用塗料であれば環境に配慮がされており、揮発成分が0.1％以下に抑えられているので、安心して使うことができます。室内用と屋外用では塗料が違いますので、ホームセンターでは係の方に用途を説明して確認しましょう。

面白いところでは、「焼き杉」を塗る塗料も販売されています。焼き杉とは、杉をバーナーで焦がして磨き、木目を浮き出させたものです。昔は柵などによく使われていました。他に「天然竹材」を塗る塗料もあります。庭の垣根などを塗るための塗料ですね。

築年数が古いお宅でも、メンテナンスすると寿命が延びます。夏休みはいい機会なので、お子さんと一緒に計画してDIYに取り組んでみてはいかがでしょうか。自分の家の破損箇所をチェックしてみてもいいでしょう。家の写真を撮っておいてホームセンターの店員さんに見せれば、適切なアドバイスがもらえるでしょう。

子供と一緒に作業をすると、家に愛着も湧きますし、「ここまでやらないと家を綺麗に維持できないんだな」とわかります。あと、子供がお父さんを尊敬してくれるかも。お母さん任せではいけません（笑）。