住まいとスポーツが異色のコラボ!?
意外な住まいとスポーツの“接点”
ラジオ番組の「バスター矢野が聞いてみた」のコーナーで、NPO法人ファンズアスリートクラブ(以下FAC)代表の井上秀憲さんにお話を聞く機会がありました。FACは福祉の増進や子どもの健全育成に寄与することを目的に設立されたNPO法人。市民住まい向上委員会ではFACとコラボして「家と体のメンテナンス講座」というセミナーを開催しており、しかもパーソナリティーの斉藤リョーツさんがFACの副会長をしているということで、今回の企画が実現しました。
斉藤 FACの活動内容を教えてください。
井上 簡単に言えば、様々なアスリートがスポーツを通して地域社会とつながったり、明るい未来やコミュニティーがつくれないか、という団体になります。
斉藤 僕も元アスリートなので、一緒に活動させていただいています。矢野さんも、FACとはジャンルが違うように思いますが、実は様々なコラボをしているそうですね。
矢野 はい。セミナーの前半では、井上さんに「体の大切さ」を教えていただいています。家も体も、メンテナンスにはポイントがあるのです。どちらも定期的に検査をしないといけない。そういった共通点があるので、このコラボを始めたのです。
斉藤 具体的な内容は。
井上 最近行ったのは「自分で体の歪みをセルフチェックしてみよう」というものです。バランスボールやチューブを使ってセルフチェックを行います。30分ぐらい体験してもらって、どれぐらい自分の体が元に戻っているか、ということを確かめてもらっています。
斉藤 短時間でできるんですね。
井上 高齢者のトレーニングの場合は困難が伴います。ない筋肉を太くするために、20代の人の3倍も4倍もやらないといけない。でも、使っていない所を使えるようにしたり、バランスで筋肉をカバーする動きは70代でも80代でもできるのです。そういうことに取り組んでもらってから、矢野さんの講座を聴いてもらいます。そして、体が健康になっても、例えば湿気が多い家に住んでいると調子が悪くなることもある。自分が住む場所も良い状態にキープしつつ、自分自身も健康になりましょう、ということを狙ったトレーニングを行っています。
斉藤 全然ジャンルが違うと思いきや、生活の中で重なる部分があるんですね! 体の歪みは骨に出ますけど、家で言えば構造体になるわけですね。参加者の反応はいかがですか?
矢野 反応はいいですね。家のメンテナンスをされる方の年代と、健康を気にされている方の年代がちょうど合致する、ということもあります。
井上 セミナーでは実際に体を動かしますので、ただ聞いているだけのセミナーよりもリフレッシュできて、話もよく頭に入るみたいです。
斉藤 矢野さんも一緒に運動するのですか?
矢野 はい。ずいぶんバランスボールがうまくなりました(笑)。チューブは今回初めてやったんですけど。
斉藤 変化を持たせながらやっているんですね。
井上 バランスボールなどは繰り返し行うことで体の“芯”を出していく作業です。最初に矢野さんがやった時は危なっかしかったのですが、継続することによって体の芯が立つようになってきました。
斉藤 そうか、慣れてくると体も矯正されてくるのですね。一石何鳥という感じですねえ。
矢野 非常にいいと思います。
斉藤 元来別々にやっていたものを一つにしたことによって、参加された方はお得だったかもしれませんね。
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- [コラム著者]矢野克己
- 一般社団法人市民住まい向上委員会代表理事、「住まいのトラブルバスター」(ラジオ日本)パーソナリティ。主な経歴として建設業界30年、建物診断約7,000棟以上、施工実績約4,000棟、セミナー・相談会等の講演や研修等実績300回以上。
市民住まい向上委員会とは「防犯・防災・住宅性能の向上等を一般市民に対し普及、支援活動を行う」事を目的として活動する非営利団体で、安全で安心して暮らせるような住まいの実現を目指し、啓発活動やセミナー講演、イベントなどを行うだけでなく、相談会・メール相談・面談なども行っております。