自然素材で内装をリニューアル
自然素材を長い目で見てみると…
ラジオ番組内の「斉藤リョーツの教えて達人!」では、様々な住まいのスペシャリストにお話を伺っています。今回は「快適に暮らせる家」について自然素材の内装専門メーカー・アトピッコハウスの代表取締役、後藤坂さんに直撃しました。
斉藤 自然素材と言うと体に良いのではないか、と思いますが、住まいに採り入れた場合の利点は何でしょうか。
後藤 健康、安全ということはあると思いますが、まずは「かっこいい」ということでしょう。
斉藤 あ、それはありますね。自然素材にはお高いというイメージもありますけど。
後藤 しょうがないですね、高いのは事実ですから。
斉藤 でも、高い分だけ体にメリットもある。
後藤 そうですね。体にいい、安全だ、ということももちろんあるんですけど、「気持ちがいい」「長持ちする」という面でも非常にメリットがあると思います。
斉藤 値段が高くても長持ちすれば、長い目で見れば全然高くはない。
後藤 そうですね。例えば5~10年で貼り替え、メンテナンスをしなければいけない、ということを考えると、自然素材であれば10年、20年そのままですから、軽く倍、4倍くらいは持つ。初期費用はかかりますが、長い目で見ればお得だと思います。
斉藤 そのうえ体にいい、気持ちいい、かっこいい。
後藤 友達に自慢もできますし。
斉藤 家には365日、毎日いるし、考えてみれば一番お金をかけていい所ですよね。
後藤 そうだと思います。キッチンやお風呂を豪華にするという選択肢もあると思うのですが、50~100万円の費用を使うのであれば、目に見えて表面に現れている内装材に使った方が、365日24時間楽しめますから、その方がお得だと思います。
斉藤 自然素材が4倍ぐらい長持ちするのであれば、倍ぐらいの値段で手に入るとお得ですよね。
後藤 倍の値段では収まらないものもありますが、ほんの数割だけ値段が高いものもあります。
斉藤 うーん、長い目で見れば、自然素材の方が絶対にいいですね。
後藤 高いと言っても内装材ですから、家全体の値段から見れば数パーセントです。新建材を自然素材に替えればいいだけですから、差額で済みます。差額を捻出するには、キッチンのグレードを下げたり、引っ越し後に買おうと思っていた家具をボーナスが出るまで我慢したりすればいいわけです。
斉藤 考え方としてはバランスの問題ですね。子供や高齢者がいる場合も自然素材がいい。同じ部屋にいても、自然素材の方が落ち着くとか、ぜんそくやアトピーにも有効ですよね。
<この項、続きます!>
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- [コラム著者]矢野克己
- 一般社団法人市民住まい向上委員会代表理事、「住まいのトラブルバスター」(ラジオ日本)パーソナリティ。主な経歴として建設業界30年、建物診断約7,000棟以上、施工実績約4,000棟、セミナー・相談会等の講演や研修等実績300回以上。
市民住まい向上委員会とは「防犯・防災・住宅性能の向上等を一般市民に対し普及、支援活動を行う」事を目的として活動する非営利団体で、安全で安心して暮らせるような住まいの実現を目指し、啓発活動やセミナー講演、イベントなどを行うだけでなく、相談会・メール相談・面談なども行っております。